スウェーデン語 接頭辞「jätte-」
「jätte-」はスウェーデン語で「とても、非常に」という意味を強調する接頭辞です。
この接頭辞が言葉の先頭に付くことで、その言葉の意味や程度が大きく強調されます。
「jätte-」が付く言葉は次のようなものがあります。
| jätte-が付く言葉 | 元の言葉 | 意味 |
|---|---|---|
| jättebra | bra | 非常に良い |
| jättesnygg | snygg | 非常にかっこいい |
| jättesöt | söt | 非常に可愛い |
| jättegod | god | 非常に美味しい |
| jättestor | stor | 非常に大きい |
| jättesnabb | snabb | 非常に速い |
| jätteglad | glad | 非常に嬉しい |
| jättesmart | smart | 非常に頭の良い |
| jätterolig | rolig | 非常に楽しい |
| jättekul | kul | 非常に楽しい |
| jättevacker | vacker | 非常に美しい |
| jättevarm | varm | 非常に暖かい |
| jättejobbig | jobbig | 非常に厄介な |
| jättemysig | mysig | 非常に居心地の良い |
| jättekall | kall | 非常に冷たい |
| jättesvår | svår | 非常に難しい |
| jättefint | fint | 非常に素晴らしい |
| jättemörk | mörk | 非常に暗い |
| jätteduktig | duktig | 非常に優れた |
| jättetrött | trött | 非常に疲れた |
例文
- Jag har en jättebra dag idag.(今日はとてもいい日だ)
- Den här boken är jätteintressant.(この本は非常に興味深いです)
- Hon är jättesöt med sin nya frisyr.(彼女の新しい髪型はとても可愛いです)
- Det var en jättestor skål glass.(それは非常に大きなボウルのアイスクリームでした)
- Vi hade jättekul på festen igår.(昨日のパーティーはとても楽しかったです)
スウェーデン語の動詞いくつか
| 不定形 | 現在形 | 過去形 | 日本語 |
|---|---|---|---|
| anlända | anländer | anlände | 到着する |
| bada | badar | badade | 泳ぐ |
| baka | bakar | bakade | 焼く |
| be | är | var | 〜である |
| bli | blir | blev | なる |
| bo | bor | bodde | 住む |
| bryta | bryter | bröt | 壊す |
| bygga | bygger | byggde | 建てる |
| börja | börjar | började | 始める |
| dansa | dansar | dansade | 踊る |
| dela | delar | delade | 共有する |
| dricka | dricker | drack | 飲む |
| drömma | drömmer | drömde | 夢見る |
| duscha | duschar | duschade | シャワーを浴びる |
| fiska | fiskar | fiskade | 釣りをする |
| finnas | finns | fanns | 存在する |
| flyga | flyger | flög | 飛ぶ |
| flytta | flyttar | flyttade | 移動する |
| få | får | fick | 得る |
| ge | ger | gav | 与える |
| gå | går | gick | 歩く |
| gömma | gömmer | gömde | 隠す |
| göra | gör | gjorde | する |
| gråta | gråter | grät | 泣く |
| hjälpa | hjälper | hjälpte | 助ける |
| hitta | hittar | hittade | 見つける |
| hoppa | hoppar | hoppade | 飛ぶ |
| höra | hör | hörde | 聞く |
| klappa | klappar | klappade | なでる |
| klippa | klipper | klippte | 切る |
| klättra | klättrar | klättrade | 登る |
| koka | kokar | kokade | 煮る |
| krama | kramar | kramade | 抱擁する |
| kyssa | kysser | kysste | キスする |
| lära | lär | lärde | 教える |
| lära sig | lär sig | lärde sig | 学ぶ |
| laga | lagar | lagade | 修理する |
| leka | leker | lekte | 遊ぶ |
| levadera | levaderar | levaderade | 生計を立てる |
| lyssna | lyssnar | lyssnade | 聞く |
| måla | målar | målade | 描く |
| möta | möter | mötte | 会う |
| paddla | paddlar | paddlade | パドルを漕ぐ |
| promenera | promenerar | promenerade | 散歩する |
| plocka | plockar | plockade | 取る |
| sjunga | sjunger | sjöng | 歌う |
| simma | simmar | simmade | 泳ぐ |
| sjunka | sjunker | sjönk | 沈む |
| skjuta | skjuter | sköt | 撃つ |
| skrika | skriker | skrek | 叫ぶ |
| skratta | skrattar | skrattade | 笑う |
| sova | sover | sov | 寝る |
| sparka | sparkar | sparkade | 蹴る |
| spela | spelar | spelade | 遊ぶ |
| springa | springer | sprang | 走る |
| stjäla | stjäl | stal | 盗む |
| stänga | stänger | stängde | 閉める |
| titta | tittar | tittade | 見る |
| träna | tränar | tränade | トレーニングする |
| trädgårdera | trädgårderar | trädgårderade | 庭いじりする |
| tänka | tänker | tänkte | 考える |
| tävla | tävlar | tävlade | 競争する |
| tvätta | tvättar | tvättade | 洗う |
| vara | är | var | 〜である |
| vila | vilar | vilade | 休む |
| vänta | väntar | väntade | 待つ |
| växa | växer | växte | 成長する |
| åka | åker | åkte | 行く |
| ångra | ångrar | ångrade | 後悔する |
| älska | älskar | älskade | 愛する |
| ändra | ändrar | ändrade | 変える |
| önska | önskar | önskade | 望む |
| öppna | öppnar | öppnade | 開ける |
| överraska | överraskar | överraskade | 驚かす |
スウェーデン語 人称代名詞
人称代名詞
人称代名詞は、話し手や聞き手、または話題に関わる人々を指し示すための言葉です。これらの代名詞は、特定の人や物事を代表して表現するために使用されます。
単数と複数
スウェーデン語の人称代名詞には、単数形と複数形があります。単数形は1つの対象を指し、複数形は2つ以上の対象を指します。
主格と目的格
人称代名詞には、文の主語として使用される形式の主格と、文の目的語や間接目的語として使用される目的格があります。
| 主格 | 目的格 | |
|---|---|---|
| 1人称単数 | jag (私) | mig (私を) |
| 2人称単数 | du/ni (あなた) | dig (あなたを) |
| 3人称単数 | han (彼) | honom (彼を) |
| 3人称単数 | hon (彼女) | henne (彼女を) |
| 3人称単数(en名詞) | den (それ) | den (それを) |
| 3人称単数(ett名詞) | det (それ) | det (それを) |
| 1人称複数 | vi (私たち) | oss (私たちを) |
| 2人称複数 | ni (あなたたち) | er (あなたたちを) |
| 3人称複数 | de (彼ら/彼女ら) | dem (彼ら/彼女らを) |
duとni
duは2人称単数で、一人の相手に対して使用されます。これは親しい友人や家族などとの対話でよく使われます。
niは2人称複数で、複数の相手や丁寧な敬称として使用されます。これは目上の人やビジネス状況など、よりフォーマルな場面で使用されます。また、地域や方言によって2人称単数として使われる事があります。この場合は前述したように、丁寧な敬称として使用されます。
例文
・Jag älskar dig. (私はあなたを愛しています。)
・Kan du hjälpa mig? (助けてもらえますか?)
・Han gav henne en present. (彼は彼にプレゼントを渡しました。)
・Hon äter äpplet.(彼女はリンゴを食べます。)
・Jag såg henne. (私は彼女を見ました。)
・Vi är vänner. (私たちは友達です。)
・Kan ni öppna fönstret? (窓を開けていただけますか?)
・De köpte dem på marknaden. (彼らはそれらを市場で買いました。)
スウェーデン語 finnas
用法と活用
「(そこに)存在する」という動詞をfinnasという。
| 形 | 活用形 | 意味 |
|---|---|---|
| 不定形 | finnas | 存在する |
| 現在形 | finns | 存在する |
| 過去形 | fanns | 存在した |
| 完了分詞 | funnits | 存在した(完了形) |
現在形: finns (存在する)
・Det finns en park i närheten av mitt hus. (私の家の近くに公園があります。)
過去形: fanns (存在した)
・Det fanns många människor på festen. (パーティーには多くの人がいました。)
完了分詞: funnits (存在した)
・Det har funnits problem med leveransen. (配送に問題がありました。)
varaとの違い
「finnas」は、存在を強調したり、物事の配置や存在状況を述べる際によく使われる。一方、「vara」は、一般的な存在を表現する際に使用される。
finnas:
・Det finns många böcker i bokhandeln. (本屋にはたくさんの本があります。)
・Det finns inget kaffe kvar. (コーヒーはもう残っていません。)
vara:
・Boken är på bordet. (本はテーブルの上にあります。)
・Han är en läkare. (彼は医者です。)
Det finns
「それが存在する」という意味で使われる定型表現で「det finns」というフレーズがある。主語として「det」が使用され、その後に「finns」が続く。このフレーズは、特定の物事の存在や状況を説明するために頻繁に使用される。
英語の「There is~」と同じ。
・Det finns många saker att göra i den här staden. (この街ではたくさんのやるべきことがあります。)
・Det finns inget svar på ditt brev ännu. (まだあなたの手紙に対する返事はありません。)
その他の例文
・Det finns en bok på bordet. (テーブルの上に本があります。)
・Det finns många möjligheter att välja mellan. (多くの選択肢があります。)
・På marken finns det en katt. (地面には猫がいます。)
・I skåpet finns det några äpplen. (キャビネットにはいくつかのリンゴがあります。)
・Det fanns en stor park här förr. (昔、ここには大きな公園がありました。)
・I det gamla huset fanns det många hemligheter. (古い家には多くの秘密がありました。)
スウェーデン語の名詞③ 定形への変化ルール
先回で、「en bok」の「en」が後ろにくっついて「boken」になると言ったが、すべてがこうなるわけではなく、きちんとルールがある。
en名詞の場合
①名詞の最後が母音で終わる
→enのnが付く
en krabba(カニ)→krabban
②名詞の最後が子音で終わる
→enが付く
en bil(くるま)→bilen
ett名詞の場合
①名詞の最後が母音で終わる
→ettのtが付く
ett äpple(リンゴ)→äpplet
②名詞の最後が子音で終わる
→ettのetが付く
ett rep(ロープ)→repet
まとめ
不定形→定形になるとき、
en名詞の場合
①名詞の最後が母音で終わる
→enのnが付く
②名詞の最後が子音で終わる
→enが付く
ett名詞の場合
①名詞の最後が母音で終わる
→ettのtが付く
②名詞の最後が子音で終わる
→ettのetが付く
スウェーデン語の名詞② 定形と不定形
例えば「本」。
これをスウェーデン語で言うと、「bok(ブーク)」という。
bokはen名詞。
なので、「一冊の本」と言う時は「en bok」。
しかしこの「一冊の本」は、本が一冊あると数えただけで、「何の、どういった本」か分からない。
仮に「夏目漱石が書いた、吾輩は猫であるという本」とすると特定できる。
でもとりあえず最低限「その一冊の本」などというように言えば「何の本」なのか特定できるようになる。
この、
・特定されていない状態の名詞の形を不定形という。
・特定された状態の名詞の形を定形という。
特定された状態になると、英語では「the」がつく。
スウェーデン語では先頭についていたen/ettが後ろにつく。
なので、「en bok(一冊の本)」が「boken(その一冊の本)」になる。
まとめ
・特定されていない状態の名詞の形を不定形という。
・特定された状態の名詞の形を定形という。
・定形の名詞はen/ettが最後にくっつく
スウェーデン語の名詞① en名詞とett名詞
名詞とは、物や事の名前。
例えば「車」、「本」、「リンゴ」などなど。
スウェーデン語では
・車=bil
・本=bok
・リンゴ=äpple
という。
これらを数える時、
英語では1つの本を「a book」というが、スウェーデン語では「en bok」という。
「1つの」が「en」にあたる。
※「数字の1」も「en」という。
しかし、リンゴは「en äpple」とは言わず、「ett äpple」という。
※このettも「数字の1」
このように、名詞によって、数える時に先頭にenやettがつく。
数える時にenが付く名詞を「en名詞(共生名詞)」
数える時にettが付く名詞を「ett名詞(中性名詞)」
という。
スウェーデン語ではどのような名詞にen/ettがつくのかというルールは全くない。
そのため、何がen名詞で、何がett名詞なのかは事前に知っておく必要がある。
が、名詞の8割がen名詞らしいので、困ったらenを付けてみるのはあり。
まとめ
・物事についている名前を名詞という。
・数える時にenが付く名詞を「en名詞(共生名詞)」という。
・数える時にettが付く名詞を「ett名詞(中性名詞)」という。